お金はほしいけど水商売1本はイヤ
派遣キャバ嬢のシステムは至って簡単です。面接後に会員番号とパスワードが与えられ、サイトで店舗情報を検索。
仕事をしたい曜日などの条件設定をすると、条件に合った店舗情報が女のコにメールで送信されるようになっているんです。
女のコはメールで送られてきた詳細情報をチェックし、気に入った仕事があればシフト登録をして店に直行!
ワンコールワーカーという派遣労働が話題になったが、そのお水版と言える。まさに"ワンコールキャバ嬢"と呼んでもいいだろう。
また、登録スタッフの大半は水商売経験者。登録後に簡単な説明はあるが、「水商売のいろは」を指導することはない。
依頼の5割強はキャバクラですが、クラブやスナック、ガールズバーなどにも派遣しています。店により接客方法も違うので、
基本的には派遣先の店で指示を受けるようになっています。
女のコの給料は派遣先の時給計算で、日払いで支払われる。派遣会社の収入は、1日1人派遣して得られる3000〜4500円の手数料。
一日最高100人もの依頼があるとか。
キャストの急な欠勤や、人数が必要なイベント日などに利用されています。店側も、必要なときに必要なだけ人数を確保できるため、コストの削減になるんですよ。
店側だけではなく、女のコサイドの需要も高い。この夜の派遣という働き方が知れられるとともに、登録スタッフの数も増えている。
当然、経済的な問題で働いているコが多いでしょうね。ほとんどのコが昼間の仕事を兼ねていますが、
満足な収入が得られないんでしょう。
職種上、派遣キャバ嬢に登録している女性は25歳以下が約8割を占めるが、30代以上の登録者も多いとか。
昼間だけでは十分に稼げない、そんな現実が見える。
派遣キャバ嬢は口説きやすい!?
では、実際に派遣登録している女のコに聞いてみた。
「昼間は喫茶店のアルバイトをしています。それだけじゃあ、貯金も買い物もできないから、
今は週3〜4日ペースで派遣キャバ嬢として働いているかな。前はキャバクラで働いたんですけど、ノルマが厳しくて辞めました。
この派遣なら、人間関係のしがらみもノルマもないので、スゴく楽です」
「昼間の仕事が忙しく、かと言って、時間の融通が効く兼業バイトもありません。
でも、派遣なら平日でも終電までに終わる店舗で働いたり、休日でも働ける店を探すことができるんです。
若い間しかできない仕事だし、女磨きも目的のひとつ。オシャレをしたり、接客を通して気配りのできる女性になりたいんですよね」
ちなみに、登録女性は首都圏だけでなく、沖縄在住のコまでいるとか。
東京近郊の登録スタッフも多いですが、東京に遊びに来た際の、滞在中のお小遣い稼ぎとして登録しているコも多いですね。
そんな気軽なノリの派遣キャバ嬢なら、手練手管を弄するプロのキャバ嬢よりもきっと口説きやすいはず。