意外と簡単!O-157の感染予防法
●症状は?
O―157による食中毒では、まず風邪を思わせる症状(鼻水・咳・悪寒など)があり、
そのあと強い腹痛・水溶性下痢が始まります。
嘔吐や38℃台の発熱も伴うこともあり、血便にもなります。
症状が出始めて2〜3日後からは、新鮮血の血性下痢もはじまります。
さらにベロ毒素の作用によって溶血性貧血・急性腎不全などが生じ、症状が重くなり、
乳幼児・高齢者などでは、痙攣・昏睡・脳炎など致命的となることもあります。
体力のある健常者では一般的に発症後4〜8日で抗生物質・下痢止めなどを飲まなくても自然治癒します。
ただし水分補給はしっかりとし、下痢がひどいときは輸液なども行います。
ここからが大事!簡単にできる予防法
●食中毒の予防
1.食べ物を買う時、保存する時
☆肉、魚、野菜などは新鮮なものを買い、それぞれ別々に洗い、
別々にビニール袋に入れ保存しましょう。
☆温度管理が必要なものは、最後に買い、長く常温に放置しないようにしましょう。
☆食品を保存する場合、冷蔵は10℃以下、冷凍は-15℃以下が目安です。
冷蔵庫は詰めすぎないようにしてください。
☆細菌が冷蔵庫で死ぬわけではありませんので、過信せず早めに食べましょう。
時間がたちすぎたら、思い切って捨てましょう。
2.調理の時、食事の時
☆料理や食卓につく前は手を洗いましょう(できれば薬用石鹸で)。
☆野菜などの生ものや手を洗うときは、水道の流水で洗ってください。
水道水には塩素が含まれるため、意外に殺菌力があります。
☆あたためなおすときは、75℃以上を目安に十分(1分以上)に加熱をしてください。
☆盛りつけも清潔な器具や清潔な食器で(包丁、まな板、食器、ふきんなどなるべく熱湯消毒に)。
感染予防に役立つ!?
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