1歳まで犬や猫を飼っている家庭で育った子供は7歳時にアトピー性疾患にかかっている確率が他の子供の約半分!?
1歳まで犬や猫を2匹以上飼っている家庭で育った子供は、 6〜7歳時にアトピー性疾患にかかっている確率が、他の子供の約半分であることがわかった。
犬や猫を飼っていると、子供が喘息やアトピー性皮膚炎などになりやすい。 一般にはそう信じられているが、農場で育った子供にはアトピー性疾患が少ないとの報告もあり、 「本当にペットが悪いのか」は実はよく分かっていなかった。 そこで、米国Georgia医科大学小児科のDennis R. Ownby氏らは、新生児474人とその両親に協力を要請。 1歳時のペット飼育状況と、6〜7歳時のアトピー性疾患発症率との相関を調べた。
花粉やカビなど他の抗原に対しても他の子供より抵抗性があった!?
興味深いのは、ペットが2匹以上いる家庭で育った子供の場合、犬や猫だけでなく、 花粉やカビなど他の抗原に対しても他の子供より抵抗性があった点。 研究グループは「免疫系が成熟する時期に複数のペットと触れ合うことで、 様々な抗原に対するアレルギー性反応が抑えられるのではないか」と推測している。
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